トレンドが発生したら考えること

トレンドが発生したということは、狙うべきはトレンドの完成です。

トレンドが発生したらトレンドの完成を狙え!
上記の図をご覧下さい。
トレンドが発生したら、トレンドの完成を狙う、つまりは3波の完成ラインまで利確を狙えるということになります。

トレンドの完成を狙うには、エリオット波動の定義を理解しておく必要があります。
- 推進波の第1、3、5波の中で第3波が最も短くなることはない
- 推進波の第2波が第1波を超えて安値をつけることはない
- 推進波の第4波が第1波の高値を下回ることはない
ここで注目すべきは(1)の「第1、3、5波の中で第3波が最も短くなることはない」という部分です。

簡単に言えば、3波が1番大きいということです。

3波は1波と同等かそれ以上になる
ただ、どれくらい大きくなるかはその都度違うので、実際のトレードに活用すると以下のようにシンプルに表現することができます。
- 3波は1波の長さと同等かそれ以上になる

そうすると、1波の長さをコピーして、2波の終点に貼り付けると、3波の完成ラインがわかるようになります。

3波は1波よりも短くなることは無いというのがエリオット波動理論の基本ですから、それを前提にトレードをするということになります。
トレンド発生のパターンを知る

トレンド発生には以下の2パターンが存在します。

トレンド発生のパターン2選
- 1波の高値(安値)をブレイクして高値(安値)更新した場合➡3波発生
- 3波の高値(安値)をブレイクして高値(安値)更新した場合➡5波発生
3波発生の場合
1波の高値(安値)をブレイクして高値(安値)更新した場合は、3波が発生したことになります。
この場合の利確ラインは1波と同等の長さを2波の終点に当てた3波の完成ラインになります。
この場合のエントリータイミングは次の記事で詳しく解説します。
5波発生の場合
3波の高値(安値)をブレイクして高値(安値)更新した場合は、5波が発生したことになるのですが、ここで気をつけないといけないのは、4波がちゃんと発生しているのかという点です。
4波の行き先は主に次の2カ所になります。
- 1波の高値(安値)
- 3の1波の高値(安値)付近
このポイントまでしっかり押し戻りが入っている4波が発生していて、そのあとに3波の高値(安値)をブレイクしたのか?
それとも、4波が発生せずに3波の高値(安値)をブレイクしているのか?
この違いは大きいのでしっかり見極める必要があります。

それぞれのエントリータイミングについて次回以降の記事で詳しく解説します。
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