FXで利益を出し続けるために必要なこと4選
- リスクリワードが最低でも2:1以上になるトレードをする
- 勝率50%以上のトレードをする
- ロット調整をする
- 自分の手法、ルール以外のトレードをしない
この4つだけで十分なんです。
一般的には以下のような項目を挙げられます。
1. 明確なトレード戦略を持つ
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トレードルールの策定
自分に合った取引スタイル(スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど)を選び、それに基づいた戦略を確立します。
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エントリーとエグジットの基準
明確な基準を設け、感情に流されずに取引する。
例: テクニカル指標(移動平均線、MACD、RSI)やプライスアクションを利用する。 -
損切りラインと利益目標
トレード前にリスクとリターンの比率を明確に設定(例: 1:2のリスク対リワード)。
2. リスク管理の徹底
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損失を限定する
1回の取引でリスクにさらす資金は、総資金の1~2%以内に抑える(リスクパーセントルール)。
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レバレッジの慎重な利用
過剰なレバレッジはリスクを大きく増加させるため、低めに設定する。
3. マーケット環境の理解
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経済指標のチェック
経済指標(GDP、雇用統計、金利政策)や地政学的イベントに基づいて市場の方向性を予測。
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ボラティリティの把握
通貨ペアごとの値動きの特性やボラティリティを把握し、取引戦略を調整する。
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トレンドとレンジ相場の見極め
トレンドがある相場とレンジ相場の違いを理解し、それぞれに適した戦略を使用する。
4. 心理的なコントロール
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感情を排除する
恐怖や欲望に左右されないよう、計画的なトレードを心掛ける。
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損失を受け入れる
すべてのトレードが勝てるわけではないため、損失を冷静に受け入れるメンタルが必要。
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一貫性を保つ
勝っている時も負けている時も、ルールに従い続けることが重要。
5. データ分析と反省
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トレード記録をつける
トレードごとのエントリー、エグジット、理由、結果を記録し、振り返りに活用する。
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パフォーマンスの定期チェック
勝率、平均損益、リスクリワード比率を分析して、自分のトレードの強みと弱みを把握。
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改善ポイントを見つける
勝率が低い戦略や時間帯を分析し、改善する。
6. 知識とスキルの継続的な向上
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市場の勉強
経済、通貨ペアの特性、テクニカル指標、ファンダメンタル分析について常に学び続ける。
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最新情報のキャッチアップ
グローバル市場のニュースや政策変更に敏感になる。
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デモトレードの活用
新しい戦略や手法を試す際は、デモ口座で検証してから実際の資金を投入する。
7. 生活スタイルとのバランス
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取引に依存しない
すべての時間をトレードに費やさず、精神的な安定を保つためにバランスを意識する。
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無理のない計画
毎日トレードする必要はなく、自分のルールに合った機会が来るまで待つ忍耐力も重要。
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健康管理
トレードのパフォーマンスを向上させるために、健康的な生活を維持する。
8. 現実的な期待を持つ
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急激な利益を求めない
短期間で大儲けしようとせず、複利の力を活用して長期的な資産形成を目指す。
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資金管理の優先
勝つことよりも、資金を守ることを重視する。
これらを実践し、一貫性を持って取り組むことで、長期間にわたって安定した利益を追求することができます。FXはリスクが伴う取引ですが、慎重な管理と計画的なアプローチが成功への鍵です。
これらを要約して重要なのは、先述したように以下の4点になります。
- リスクリワードが最低でも2:1以上になるトレードをする
- 勝率50%以上のトレードをする
- ロット調整をする
- 自分の手法、ルール以外のトレードをしない
❶リスクリワードについて
私の経験上、FXで長期間安定して利益を上げていくには、損小利大のトレードを繰り返す必要があると断言できます。
勝つときに大きく勝って、負けるときは最小限に抑えること、これが重要です。
私が推奨するリスクリワードは3:1が基本です。
さらに、マルチタイムフレーム分析を行うことで、リスクリワードを10:1以上に引き上げることも可能になるのです。
リスクリワードが1:1やそれ以下になるようなトレードをして、勝てても、勝率が50%程度だったり、50%以下では資金を増やすことはできません。
さらに、損切りが怖くなって利益を伸すということもできなくなってしまうことが多いです。
初心者に推奨するリスクリワード管理
私がおすすめするのは、「イージーオーダー」というロット調整インジケーターを使用することです。
こちらのインジケーターを使用することで、資金管理を簡単に行うことができます。
初心者の場合は、損切りになったときに失う金額を「証拠金の3%」に設定しておくのがおすすめです。
リスクリワードを3:1に設定しておけば、エントリー時に自動で損切り幅に対してリスクリワードが3:1になるように自動で利確と損切りが設定された状態でエントリーされます。
この状態で2本エントリーしましょう。
そのうちの1本はリスクリワード1:1で利確してもらって構いません。
残りの1本を3:1か、それ以上になるまで保有して利益を伸していきます。
仮に2本エントリーして、1本目を1:1で利確、2本目を3:1で利確したとします。
そうすると、証拠金の3%で設定していた場合、1度のトレードで資金を12%増やすことができます。
仮に2本とも負けて損切りになってしまった場合は6%の資金を失います。
ですから、1本目を1:1で利確、2本目を3:1で利確できていれば、1回勝てば2回負けてもトントンという計算になります。
これが8:1とか10:1で利確できたら、1回のトレードで資金が30%や60%増えることになりますから、6%の損切りが怖くなくなっていきます。
勝つときに大きく勝って、負けるときは最小限にする。これが勝てるトレードの基本になります。
この逆のことをやっている人が多いですよね。
それが「強制ロスカット」という展開です。
小さくちょこちょこ勝っていて、一度の負けで全部の資金を持って行かれてしまう…
勝つときは小さく、負けるときは大きい。
これでは勝てません。
❷勝率は50%以上あれば十分
リスクリワードが1:1以上のトレードができていることを前提にすれば、勝率は50%以上あれば十分です。
勝つときに大きく勝って、負けるときは小さく負けますから、勝率はさほど重要ではないということがわかります。
とはいえ、私が推奨するエントリー前確認のポイントを守り、ボリンジャーバンドを使用するエントリー方法を使えば勝率が50%を切るということは絶対にあり得ません。
勝率70-80%は十分確保できるはずです。
詳しくはこちら
準備中
❸ロット調整について
FXでエントリー時のロット数を調整することは、リスク管理と収益最大化の両面において重要ですが、いくつかの問題点や難しいポイントがあります。
それぞれの課題を詳しく解説します。
1. 資金管理とリスク許容度の問題
ロット数を適切に設定しないと、一度の取引で大きな損失を出すリスクが高まる。
- リスク許容度の設定
自分の資金に対してどの程度のリスクを取るべきか(一般的には1~2%)を決めるのが難しい。過小設定では利益が伸び悩み、過大設定では損失時のダメージが大きくなります。 - 資金に応じたロット数計算
資金が増減すると適切なロット数も変化します。例えば、1万ドルの資金でリスク1%を設定していた場合、資金が減少すると、同じロット数ではリスクが大きくなります。
- トレードごとにロット数を計算するのが手間。
- リアルタイムでのマーケットの変動を考慮しながら調整する必要がある。
2. 値動きのボラティリティ
取引する通貨ペアのボラティリティによってロット数の適正値が異なる。
- 高ボラティリティの通貨ペア
短時間で大きく動くため、小さなロット数でも大きな損益を生む可能性があります。 - 低ボラティリティの通貨ペア
値動きが小さいため、大きなロット数を使わないと期待する収益が得られません。
- 各通貨ペアの特性や値動きの癖を理解し、ロット数を調整するのが難しい。
- ボラティリティの急激な変化(例:経済指標発表時)を予測して対応することが難しい。
3. レバレッジの影響
レバレッジの設定によって、必要証拠金が異なり、ロット数の調整に影響を与えます。
- 高レバレッジ
少ない証拠金で大きなロット数を持てる反面、損失時の影響が大きくなる。 - 低レバレッジ
安全性は高いが、資金効率が下がり、利益率が低くなる。
- 適切なレバレッジとロット数のバランスを取るのが難しい。
- 市場の急変動で証拠金維持率が下がるリスクがある。
4. 損切り幅(ストップロス)の設定
損切り幅とロット数の関係を調整するのが難しい。
- 狭すぎる損切り幅
損切り頻度が高くなり、勝率が下がる可能性がある。 - 広すぎる損切り幅
損失額が大きくなるため、適切なロット数でカバーする必要がある。
- ロット数と損切り幅のバランスを計算し、過剰なリスクを避ける。
- 相場環境によって損切り幅を柔軟に調整する必要がある。
5. 心理的な影響
ロット数がトレーダーの心理に与える影響が大きい。
- 大きなロット数
一度の損益が大きく、冷静な判断が難しくなる。恐怖や過度な期待が生じやすい。 - 小さなロット数
損益が小さく、次第に焦ってリスクを取り過ぎる行動に出る可能性がある。
- 適切なロット数を選んでも、心理的にプレッシャーを感じる場合がある。
- トレード結果による感情の波を抑えながら、ロット数を一定に保つこと。
6. 短期トレード vs. 長期トレード
トレードの時間軸によって適切なロット数が異なる。
- 短期トレード
短時間で利益を出すため、比較的大きなロット数が求められるが、リスクも高い。 - 長期トレード
値動きの変動幅が大きいため、ロット数を抑える必要がある。
- 取引スタイルごとにロット数を調整する計算が必要。
- トレードスタイルを頻繁に変えると、ロット数の管理が複雑になる。
7. 市場の流動性
市場の流動性が低い場合、大きなロット数ではスリッページが発生しやすい。
- 流動性が高い
メジャー通貨ペアでは比較的大きなロット数でも注文が通りやすい。 - 流動性が低い
マイナー通貨ペアでは注文の執行が難しくなり、スリッページや約定拒否が発生。
- 通貨ペアや取引時間に応じたロット数を設定する必要がある。
- 市場の流動性を見極めるのが難しい。
エントリー時のロット数調整の改善方法
- リスク許容度に基づいた計算
「資金×リスク許容度÷損切り幅=ロット数」で計算する。 - トレード計画の徹底
事前にエントリーとロット数を計画しておき、感情に左右されない。 - トレード記録と分析
ロット数の設定ミスや過剰リスクを避けるために、過去の取引データを分析する。 - 自動計算ツールの活用
リスク管理ツールやロット計算ツールを使用して効率化。
イージーオーダーで全部解決できます
この難しい問題も先述したインジケーター「イージーオーダー」を使用することで解決できます。
損失額を証拠金の3%になるように設定してエントリーすれば、ボラリティに関係なく、損切り幅に対して自動でロット数を計算してエントリーしてくれるので、1分足であろうと、1時間足であろうと、同じように利益を出すことが可能になります。
1分足で15Pipsしか勝てなくても、資金を10%増やすこともできますし、1時間足で100Pipsとっても同じように10%増やすことができます。
ですから、1分足や5分足といった時間足でのトレードで、大きなPips数を狙わなくても十分な利益が出せるというわけです。
❹自分の手法、ルール以外のトレードをしない
資金が目減りし続ける人に多い特徴として、自分の手法やエントリールールから逸脱したトレードを衝動的に行ってしまうという点が挙げられます。
頭ではエントリールールがあることはわかっているのに、実際にエントリーしているポイントは全然それに該当しないようなポイントになっているというケースです。
衝動的に飛び乗ってしまったり、上位足の環境認識をしていなかったり、勝てないエントリーには必ず理由がありますので、エントリーする前に、自分のルール、エントリールールを確認する冷静さが必要ですね。
これは、どうしても自分で克服していく必要があります。
いくら良い手法を持っていても、その手法のルール通りにエントリーできなければ勝てません。
これはとても重要なポイントなので、必ず克服するようにしましょう。
1. ルールを具体的で明確にする
ルールが曖昧だと、その場の感情や相場の変動に影響されやすくなります。
- エントリー条件を明文化
ルールを紙やデジタルメモに書き出し、トレード中に見返せるようにする。
(例)3つの時間足の移動平均線がゴールデンクロスしている - チェックリストを作る
エントリー前に確認すべき条件(例: トレンド方向、サポートライン、リスク許容度)をリスト化し、条件を満たさない限りエントリーしない。
2. トレード計画を事前に立てる
その場で判断をすることで、感情的なエントリーが増えます。
- トレード前に戦略を作成
1日のトレード計画を立て、どの通貨ペアをどのタイミングで取引するか事前に決めておく。 - シナリオを考える
想定される値動きに対して、「もし価格がAに達したらエントリーする」「Bに達したら見送る」など具体的な行動を決めておく。
3. トレードルールを守る環境を整える
取引画面を見ていると、衝動的にエントリーしたくなる誘惑に負けやすい。
- 取引画面を頻繁に見ない
ルールに基づいたアラート(価格到達通知)を設定し、条件を満たしたときだけ画面を見るようにする。 - 強制的にエントリーを制限
自動売買ツールやプラットフォームの注文設定を活用し、条件を満たさないと注文できない仕組みを作る。
4. 衝動的なトレードを引き起こす原因を特定
衝動的な行動の背景に、心理的な要因が隠れていることが多い。
- 感情を記録
トレード記録に「なぜそのエントリーをしたか」「感情的な判断がなかったか」を書き込む。
(例)「チャンスを逃したくないと思った」「損失を早く取り戻したかった」 - トリガーを知る
自分が衝動的にエントリーしてしまう状況(例: 急な値動き、大きな損失後)を把握し、それを避ける工夫をする。
5. 小さな成功体験を積む
ルールを守ることの重要性を実感できていない場合があります。
- ルール通りにエントリーしてみる
たとえ小さな利益でも、ルール通りのトレードを成功させる経験を積む。 - デモトレードで実践
実際のお金を使わない環境で、ルールに忠実なトレードを練習する。
6. トレードルールの改善
ルールが現実に合っていないと、守るのが難しくなります。
- ルールの適正性を検証
過去のトレードを振り返り、「ルール通りにエントリーした結果」と「衝動的にエントリーした結果」を比較し、ルールを守る方が利益に繋がることを確認する。 - 柔軟なルール設定
市場環境の変化を考慮し、一定の幅を持たせたルールにする。
7. 心理的なアプローチ
トレード中のストレスや感情の揺れが衝動的な行動を引き起こします。
- 冷静さを保つ
エントリー前に深呼吸をする、または数分間待つ習慣をつける。 - 失敗を許容
負けたトレードに対して「仕方ない」と割り切り、損失を早く受け入れる。 - トレード数を制限
1日にエントリーできる回数を決めることで、感情的なエントリーを防ぐ。
8. 自動化を活用する
人間の判断にはどうしても感情が入ります。
- 条件付き注文
あらかじめ指定した価格に到達したときのみエントリーする指値注文や逆指値注文を活用。 - システムトレード
ルール通りの取引を実行する自動売買システムを導入し、感情に左右されないトレードを実現する。
9. トレードを楽しみすぎない
トレード自体がゲームのように感じられ、スリルを求めて衝動的にエントリーしてしまう。
- トレード以外の趣味を持つ
ストレス発散やスリルを求める場所をトレード以外に作る。 - 利益目標を設定
過剰な取引を防ぐため、1日または1週間の利益目標を設定し、達成したらトレードを終了する。
10. 損益よりルールを守ることを重視する
利益を急ぐ気持ちが、ルール違反を引き起こします。
- ルールを守ったご褒美を設定
利益が出たかどうかではなく、ルール通りにトレードできたことを評価する。 - 長期的な視点
1回のトレードではなく、数十回、数百回のトレードを通じてプラスを目指す心構えを持つ。
さいごに
FXで勝ち続けために重要なのは手法ではありません。
いくら凄い手法を知っていても、それを使いこなせるスキルが必要です。
この点がFXが難しいと言われる所以だと思いますので、手法を活かせるように問題点を一つずつ改善していきましょう!
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